ゴールデンウィークの連休はいかが過ごされましたでしょうか。
企業によっては、10連休というところもあったと思います。
その中の「こどもの日」に鯉のぼりを飾りますが、どうして「鯉のぼり」を飾るのでしょうか?
江戸時代の将軍家に男の子が生まれると、のぼりを立てお祝いをしたそうです。
これが武家の間に広まり、次第に庶民にも広まっていった様です。
庶民は、中国の言い伝えである立身出世から、鯉の滝登りをイメージして、のぼりに鯉を描き端午の節句をお祝いしました。
これが「鯉のぼり」の起源と言われています。
しかしながら、最近は鯉のぼりを屋外に上げている家を見かけることが少なくなったような気がします。
マンションやアパートなどの集合住宅では、飾る場所が限られており、 中には管理規約で飾ること
を禁止にされているマンションもあるようです。
一戸建てのお住まいでも庭がないなど同じように飾る場所の問題があります。
そういえば私のところも屋外には飾らずに、室内鯉のぼりを家の中で飾っています。
ベランダに置くには場所が狭く、洗濯物が干しにくいなど、 生活するうえで屋外に飾ることが難しかったからです。
鯉のぼりには本来、
「屋外に空高く掲げ、その家に子どもが生まれたことを天の神様にお知らせする」
という意味があるそうです。
こうした意味を大切に受け継いでいくため、日本鯉のぼり協会では、屋外に飾るものを「鯉のぼり」、
屋内に飾るものを「飾り鯉」と区別することを推奨されています。
私が自宅で飾っているものは、鯉のぼりと思っていましたが、そういう意味では飾り鯉だったのですね。
でも風になびく鯉のぼり、やっぱりいいですよね。