LEDドライバはLEDを点灯するための駆動装置で、定電圧タイプと定電流タイプがあります。
一般的に売られているスイッチングACアダプタ(以下ACアダプタ)は定電圧タイプで、
図1のように負荷が変動してもほぼ一定の電圧になるように動作します。
図1:定電圧タイプの電圧-電流特性
定電圧タイプのACアダプタをLED照明に使用する場合、電流の調節が行えずLEDに最適な電流が流れません。
その為、電流値をコントロールするためには、電流制限抵抗や定電流回路をつける必要があります。
【電流制限抵抗をつける場合】
一番簡単で、安価です。
ただ電流制限抵抗をつけるとその抵抗によって、無駄な電力ロスが発生してしまいます。
また、LED単体の順方向電圧(Vf)に個体差がありますので、電流制限抵抗の値がLEDごとで
違ってきます。
LED自身の発熱で、Vfの値が変化してしまい、せっかく電流制限抵抗でLEDに流れる電流を調整しても
また電流が変わってしまいます。そこも考慮して電流制限抵抗を調整する必要があります。
【定電流回路を追加する場合】
簡単に定電流回路にすることが可能ですが、部品の実装面積が広くなり価格アップになってしまいます。
図2:定電流タイプの電圧-電流特性
定電流タイプは、図2のように、出力電圧の範囲内では常に一定の電流を流すように動作します。
定電圧タイプでは、不可欠な電流制限抵抗や定電流回路が不要になりダイレクトにLEDを接続することができます。
LEDのVfのばらつきや、LEDの発熱によるVfの変化でも常に一定の電流を流すことができます。
弊社では定電流のLED用ドライバ(3機種)を新発売しました。
PWM調光信号でLEDの明るさを変えられるタイプもあります。
LED用ドライバでお困りでしたら経験豊富な弊社までご相談ください。
定電流LEDドライバのURL
https://www.kamidenshi.co.jp/products/p_category/led_drivers/