マガジン

損得勘定じゃない

2025年03月19日
コラム


 
 
 
先日新しい発見がありました。
寒い日が続いた2月最後の三連休。
雪が降り、ゴルフ場がクローズになって大好きなゴルフが出来ず
久し振りに娘の本屋に顔を出していました。
 
本好きの人って無口なイメージがありませんか? 私はそう思ってました。
(無口で知的?)
本屋さんて静かですよね。あまりしゃべっている人を見たことがないし、
もし騒いでる子供たちが居たら、誰かが注意しますし、
だいたいひとりで、興味のある本や雑誌を立ち読みしている感じなんですが。
それが、先日お客さんの中にそういったイメージとは違った感じの男性の方が来店されて、
本を見て回っていました。
その方は凄くガタイのいい方で一見プロレスラー?ぽく見えなくもない強面な感じで、
私のイメージの本好き人じゃない感じだったんです。
その方が何冊か本を抱えてレジに来た時、個人的に興味がわいて、声を掛けました。
「コーヒーはいかがですか?」
「おいしいコーヒーもお飲み頂けます。」
そうすると、優しそうな顔で、
「じゃコーヒーもお願いします。」
それからコーヒーの話で盛り上がり、その後は無口に見えた強面の方が色々な話をされて、
話が止まらなくなったんですね。
 
続いて来られた女性のお客さんにも、同じようにコーヒーを進めたら、おしゃべりに
なって。いろんな話で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 
今、紙の書籍が売れなくなっています。そう言われて久しいです。
今月コンビニのファミマとローソンの計約3万店に配送していた「日販」が
年間40億の赤字を理由に事業撤退を決めていました。
その事業をセブンの書籍を配送している「トーハン」が引き継ぐ事になったんですが、
全店舗ではなく約1万店のみ、売上の悪いところは書籍が無くなるとの事です。
日本の書籍取次大手の二社が、取次事業では赤字の状態です。
一番身近な小さい書店であるコンビニでも紙の書籍・雑誌は売れないのです。
リアル書店が減少、紙の書籍は売れなくなってきています。
そんな中、人通りも少ない片田舎に小さな書店を開いてどうするの?
って思っていたんです(今でも思っています。)
利益ありきで考えたらそうなんだけれど、損得勘定じゃない仕事っていうのがあって
もいいのかな?って思える、今回の出会いでした。
「赤字は悪」経営の中にいる自分にとって、仕事って? やりがいって?
その事を考えさせられた休日でした。
 
みなさんお時間があれば、おいしいコーヒーを飲みながらゆっくりと本を
選びに来てください。
うちのコーヒーは人をおしゃべりにする魔法のコーヒーなのかも。
私はめったに店に居ないのでお相手できませんが。
 
 
 

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