くりかえす波の数って?(周波数)
ラジオの周波数は何kHz(キロヘルツ)とか何MHz(メガヘルツ)とか、
お使いのスマホは〇〇回線のバンド(周波数帯)に対応で、適応周波数帯はGHz(ギガヘルツ)とかなんとか…
そのような言葉を見たり聞いたりしたことがあるかと思います。
今回はそんな周波数のお話で、特に発電に関わる低い周波数(50/60Hz)についてです。
因みに周波数の単位のHz(ヘルツ)はドイツの物理学者のヘルツさんの名前から来ています。
周波数とは「1秒間に繰り返される波の数」です。
1秒間に1回の波で1Hz、10回の波で10Hz、60回の波で60Hzです。
私たちが普段使う電気の周波数は関西では60Hz、関東では50Hzです。
過去メルマガを参照ください。
参考:【今さら聞けない】西日本は2割お得⁈ | 過去メルマガ一覧
関西では波の山と谷が1秒間に60個
関東では波の山と谷が1秒間に50個
この波の山と谷は、電気を起こす交流に関係してきます。
時間の経過とともに電流の大きさや向きが変化する電気を交流といいます。
下図のような家庭用コンセントを通して
AからBに向けて以下のように変化しながら電気が流れます。
ゼロ(0) → 小さな電流 → 大きな電流 → 小さな電流 → ゼロ(0)
次にBからAに向けて、同じような変化で電気が流れます。
AからBへ流れる向きをプラス(正)、逆をマイナス(負)とすると
A地点の電流の変化は波のようになります。
赤波がプラス、青波がマイナスで、合わせたものが1周期です。
この1周期が1秒間に60回あるのが、60Hzです。
交流が波のような電気になるのは、発電機の仕組みに理由があります。
その発電の仕組みについてですが、昔ながらの自転車の(ダイナモ)ライトをイメージしてみてください。
タイヤにダイナモの回転部分を当てて、自転車を漕ぐとライトが光りますよね。身近な発電機です。
回転≒発電です。
回転の速度や回転の大きさが電気を明るくしたり、
電気を貯めることに繋がっているんですね。
発電機はコイルの中で磁石を回転させることで電気を作っています。
意外と仕組みは簡単です。発電機を大きくしたものが発電所です。
次回はその発電機と周波数について説明したいと思います。