省エネの秘密!
VT、CTって何?
VTはVoltage Transformer、CTはCurrent Transformer の略です。で、なんなん??ですよね。
VTは電圧検出(電圧変換)用トランス、CTは電流検出(電流変換)用トランスを意味します。
昨今、多くの機器において省エネが謳われています。わかりやすい製品が冷蔵庫やエアコンです。
各メーカーさんは自社製品をきめ細かにコントロールをして省エネを実現し、さらなる省エネを目指しています。
また2023年4月1日から改正省エネ法(経済産業省ホームページ) が施行されました。https://www.meti.go.jp/press/2022/03/20230317005/20230317005.html
法人は省エネの取り組み目標の作成や、エネルギー消費量の報告が義務付けられたため、
電力のモニタリングの必要性が高まっている状況です。
且つ1年ごとに全体のエネルギー消費量(エネルギー消費原単位)を
「1%以上」削減する必要があります。
世界中で電気代、ガス代が上がっていますので、企業の省エネへの努力、対策は益々必要になってきます。
法人だけでなく、電気代、ガス代に起因する物価上昇は家計を直撃しています。
個人的には1月、2月は光熱費があまりにも高くて、おこづかいが吹っ飛びました。
省エネをすると電気の使用量、使用料金、更には二酸化炭素の排出も減らせます。
今風に言えば、SDGsにもつながり、そして何よりも、おこづかいへの影響を抑えてくれます。
その省エネ手法の一つとして電圧/電流監視があります。
今回はその電流監視について弊社のCTを用いた場合で簡単に説明します。
CTは少し電力の大きい機器、例えば、オフィスの複合機、業務用のIHクッキングヒーター等に使われています。
機器のコンセント側の大きな交流電流(数十Aまで)をCTで小さな電流に変換します。
CTは機器の基板上にマイコン(制御回路の脳)等と一緒に搭載されます。
大きな電流のままでは基板上の電子部品が壊れてしまうため、小さい電流に変換します。
電流のままで扱いにくい場合は負荷抵抗を接続し、電圧に変換して計測します。
検出したい大きな電流や電圧をCTやVTを使って小さな電流や電圧に変換、検出し、
マイコンなどの半導体が監視することにより、余分に電力を使わないように機器をコントロールします。
結果 省エネに繋がりますので、CTやVTは省エネを回路上で支える縁の下の力持ちなんです。
CT、VTの形状はこんな感じです。
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今さら聞けないトランスの基本Vol.10 カレントトランス編 | 過去メルマガ一覧
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VTについては上述のCTの電圧版です。 詳しくは過去のメルマガを!
電圧検出用トランスってなに? | 過去メルマガ一覧
弊社ではCTは基板実装タイプ、クランプタイプを標準仕様品でラインナップ、もちろんカスタム品も対応、
VTは基板実装タイプ、リード線タイプにて標準仕様品、同じくカスタム品も対応しておりますので、
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