「聞く」 自然と耳に入ってくるものを何気なくきく。
「聴く」 真剣に耳を傾ける。
「訊く」 詰問する。
「きく」と言っても色々とあるもんです。
「成長なくして分配なし。まず成長を目指すことは極めて重要」
「検討します」
「受け止めます」
「丁寧に説明します」
これ以上の踏み込んだことは言わないし、具体的な行動はしない。
これが企業の社長なら会社はすぐに潰れてますよね。
この人の「きく」は間違いなく「聞く」だったんだと思います。
「聴く」を期待した我々はガッカリです。
日々仕事をしていると、毎日色々な問題が発生します。
それらは嫌な事ばかりだけど、砥石で研かれているんだと思うようにしています。
「いつも心には許しがたいことがあって、それで初めて道徳に進むこと」
私はいつもそう思うようにしています。
会社では何もしないわけにはいきません。
問題を先延ばしにすることは出来ないからで、何か問題があれば「聴く」ことが必要です。
その内容を詳しく知るために「聴く」です。
中には厳しく「訊く」ことも必要です。
「聞く」だけではダメです。
何もしない事になるからです。
行動する前にしっかりとした意識をもって自分の考えを持ち、
だけども自分と意見の違う人を「違い」と「間違い」を区別しながら具体的に行動する。
自分の間違いは素直に認めないと問題解決にはならないからで、
この意見の「違い」を「間違い」だと思ってしまうととんでもないことになります。
みなさんは自宅でも「聞く」になってませんか?
家族の「聴く」はとても大切ですよ。
もし「聞く」こともしていないなら、期待されない誰かになってしまいますよ。
もう期待されてない?