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【今さら聞けない】磁束密度とトランスのサイズの関係

2022年03月16日
技術ネタ

 

磁束密度とトランスのサイズの関係

 
 

前回紹介した磁束は、架空の線で表されるとお伝えしました。
実は、単位面積あたりの磁束の量、磁束密度は、トランスのサイズ決定に大きくかかわってきます。

 

 

イメージを掴んで頂くためにトランスを自動車とみたてて、
磁束密度をエンジンの回転数と仮定します。

 
 

エンジン回転数はエンジンの性能や排気量等で左右されます。
時速100km走行時では軽自動車よりスポーツカーの方が、
余力が十分で楽々走行していますよね。但し、大きくて高額なものにはなりますが。。。

 

 

軽自動車のエンジンで速いスピードを出し続ければ、エンジンに大きく負担がかかります。
トランスも同様に、エンジンの回転数にあたる磁束密度をむやみに高くすると、
ノイズなどの不具合を招きます。
磁束密度を下げるには、車のエンジンと同じく、トランスのサイズを大きくする
必要があります。磁束密度の関係性を式にすると

 
 
 

 

 

    
すなわち、トランスを大きくすると…

 
      ・銅線の巻き数を増やせる
 
      ・コアの断面積が広くなる

 
          ⇒結果  磁束密度を下げられる!

 
 

      *イメージを掴んで頂く説明なので実際には異なることもあります。

 
 

ただ磁束密度を下げることにこだわっても、
無駄に大きく高価なトランスになってしまいます。
たまにしか乗らないスポーツカーを買うのは、経済的にももったいないですよね。
弊社には様々なサイズ・形状の選択肢と、それらを設計してきたノウハウがあります。
磁束密度、実装スペースを考慮しつつ、使用される環境に応じて最適な提案を致します。

 
 
 
 
 
 

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