今月号は「今さら聞けないトランスの基本 Vol.6 主要材料(テープ編)」です。
今回はトランスの材料で使われていますテープを紹介いたします。テープといいましても
いろんな種類のものがございます。用途、耐熱温度、価格を交えて説明させていただきます。
みなさまはテープと聞いてどのようなものを思い浮かべますでしょうか?
セロハンテープやガムテープでしょうか。
今回紹介させて頂きますテープは、トランスの絶縁に使用するため、電気や熱に耐えるテープが
必要になります。そのため、電気絶縁用の専用のテープを使用する必要がございます。
当社で主に扱っています電気絶縁用テープを紹介します。
ポリエステルテープ(マイラーテープともいう) | |||
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構造 |
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特徴 |
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ノーメックステープ | |||
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構造 |
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特徴 |
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PPSテープ(PPS:ポリフェニレンサルファイドの略) | |||
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構造 |
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特徴 |
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カプトンテープ | |||
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構造 |
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特徴 |
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というようにトランスに使用していますテープの使い分けは、ほぼ耐熱温度によって変わってきます。
耐熱性が高くなるほど高価になります。
今までのテープはコイル外装やコア外装に使用しますテープを紹介いたしましたが
下記のようなテープもございます。
バリアテープ(エッジテープやスペーシングテープ、マージンテープともいう) | |||
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構造 |
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特徴 |
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トランスやコイルには絶縁が必ず必要ですので、テープは必ず使用しています。
テープには耐熱温度特性以外にテープの厚みや、破壊電圧、トラッキング性能などの特性も
ございますので、詳細につきましては当社にお問い合わせください。
お問い合わせにマッチした最適な提案をさせて頂きます。